金子直吉を中心とする鈴木商店の社員の奮闘を描いた舞台「彼の男 十字路に身を置かんとす」が東京と神戸で再演されます。

2022.12.4.

kanootokoposutaa.jpg来年4月、鈴木商店の大番頭・金子直吉及びその社員たちが世界中を駆け巡り、次々と事業を起こしていく様子を描いた14人の男優によるエネルギーがほとばしり出るような圧倒的熱量の舞台「彼の男 十字路に身を置かんとす」(*1)が東京と神戸で再演されますのでお知らせします。(左は再演のポスターです)

(*1)金子直吉は自らの信条の一つとして「事業と商売は常に十字街頭に立っているものなりと心得てやれ」と社員を教育しました。つまり、事をなすに当たっては常に前後左右に十分注意して処理すべしという教訓です。

この舞台は平成30(2018)年7月に脚本家・村田裕子氏(下記関連資料のプロフィールをご覧下さい)が主催する劇団 LiveUpCapsules(ライブアップカプセルズ)により東京・下北沢の「小劇場 楽園」にて計18回公演され、各回とも大盛況裏に終了しました。

その後、この舞台は好評を博したことから、令和2(2020)年4月の東京および鈴木商店発祥の地・神戸での再演が決定しましたが、新型コロナウイルス感染拡大に伴い公演中止(期限未定の延期)を余儀なくされました。

しかし、この度、鈴木商店発祥の地である神戸市や当記念館のご協力企業で鈴木商店を源流の一つに持つ双日を始めとする鈴木商店のゆかりの企業・団体の多大なご支援により、下記のとおり東京、神戸で再演の運びとなったものです。この再演には、当記念館も「特別後援」として支援してまいります。

【公演概要】
■公演名: 「彼の男 十字路に身を置かんとす」

■作・演出: 村田裕子

■企画制作: LiveUpCapsules

■日時・劇場等

[東京公演]
・日 時: 令和5(2023)年4月10日(月)~16日(日)

・劇 場: シアターサンモール(東京都新宿区新宿1-19-10 サンモールクレスト B1)

toukyounitei.png[神戸公演]
・日 時: 令和5(2023)年4月20日(木)~23日(日)

・劇 場: 神戸ポートオアシス(神戸市中央区新港区5番2号)

koubenitei.png■チケット発売: 令和5(2023)年2月10日(金)~  (全席指定、前売・当日共4,000円)
J-Stage Navi(TEL.03-6672-2421 [平日12:00~18:00] )またはローソンチケット(WEBのみLコード:35953)よりお買い求め下さい。

■お問い合わせ: J-Stage Navi(TEL.03-6672-2421 [平日12:00~18:00] )

鈴木商店に関心をお持ちの方は是非劇場まで足をお運びいただき、迫力に満ちた熱い舞台をご鑑賞下さい。

また、神戸市においては、この舞台公演の時期に合わせて、神戸開港150年記念事業(2017年1月~12月)以降鈴木商店に関連した事業(当記念館が全面的に協力)を展開してきた経緯を踏まえ、鈴木商店が日本の近現代産業史に残した軌跡、その舞台となった神戸の歴史・文化を再発見する機会とするため、来年4月前後に下記事業の展開が予定されており、当記念館もこれらの事業に協力してまいります。

①「神戸港と鈴木商店を語る会(仮題)」 基調講演、パネルディスカッションなど
場所: 神戸ポートオアシス内会議室
下の写真は、令和元(2019)年9月21日に神戸ポートオアシス内会議室で開催された神戸市主催の「女性研究家から見た鈴木商店」シンポジウムの様子です。(当記念館が全面的に協力させていただきました)

P1090348 (1024x769).jpg②「鈴木商店ゆかりのまち歩き」 BE KOBE近現代史プロジェクト(*2)の一環
場所: 神戸市中央区内(旧居留地や本店跡地等鈴木商店ゆかりの場所)
一般市民や神戸市立新港橘高校の生徒・学校関係者とともに鈴木商店ゆかりの地を訪ね歩きます。

(*2)BE KOBE神戸の近現代史プロジェクト
神戸市の若手職員を中心とした有志で構成。特設WEBサイトを通じて、市民に神戸の歴史を分かりやすく発信し、神戸への愛着と誇りを醸成するために活動しておられます。

higasikawasakimatihonten.png     右は鈴木商店本店跡地(神戸市中央区栄町通7丁目の神戸市歩道上)に建立された鈴木商店モニュメント

③「ゆかりの資料・図書の展示」 鈴木商店に関する貴重資料・関連図書の紹介など
場所: 神戸市立博物館、神戸市立三宮図書館    

sennseisyokinentokei.png        金子直吉の書簡「天下三分の宣誓書」の一部(左)と船鉄交換契約記念時計(右)

11月18日(金)には、上記の舞台公演および各事業の実施について、神戸市(久元市長)と双日(藤本社長)による共同記者会見が行われました。(下記の関連リンクをご覧下さい)

下記の関連資料、関連リンクもご覧下さい。

関連資料

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