鈴木商店の「法被」をご寄贈いただきました。

2022.12.13.

法被-1.png この程、鈴木商店所縁の方から"鈴木商店の法被"をご寄贈いただきました。

 法被の元々の持ち主・川合良男氏は、鈴木商店と密接な関係にあった後藤回漕店の台湾での事業所「後藤組」の代表を務め、鈴木商店が台湾総督府より樟脳油の販売権を獲得した際、その手続き一切を川合氏に一任する等、鈴木商店の台湾での活動は、川合氏を始めとする後藤組と一心同体として進められました。

 川合氏は、後藤組のほか鈴木商店が台湾で展開した「宜蘭殖産(製糖事業ほか)」「台湾鳳梨缶詰(パイナップル缶詰)」の他、「再生樟脳」の各取締役、「帝国麦酒」監査役を歴任し鈴木商店との関係は一層緊密となりました。

 鈴木商店の肩書での業務も担ったことから支給されたと推測される鈴木商店の法被を川合氏は生涯殊の外大切に保管し、その子孫にも引き継がれたと云われます。

 河合氏親族のご好意により太陽鉱工にご寄贈いただきました法被は、鈴木商店に係わる貴重な遺産として保存されることになりました。

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