洋画家・香月泰男画伯による"関門港風景"スケッチをご紹介します。

2022.5.14.

香月泰男画「関門港風景」.png 戦後、日本美術史を代表する洋画家・香月泰男(かずき やすお)(明治44(1911)年~昭和49(1974)年)が描いたスケッチ「関門港風景」が発見されました。

 同スケッチは、昭和38(1963)年の作で、手前の煙突が見える建物は、鈴木商店ゆかりの「日本グリース(現・出光興産系列)・下関工場」、海上に浮かぶ小島は、鈴木商店が一時所有した「巌流島(船島)」。

 同作品は、日本グリース・元下関工場長の方が、香月泰男の地元にある「香月泰男美術館」が開いた「香月泰男の仕事ー装画・挿絵・カット展」の原画の中から偶然見つけられたとのこと。

 香月泰男は、山口県大津郡三隅村(現・長門市三隅)生れ、地元を拠点に美術教師を続けながら製作活動を行い、第二次世界大戦後の過酷なシベリア抑留体験を描いた"シベリア・シリーズ"が代表作として高い評価を得ています。

 

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