辰巳会・会報「たつみ」シリーズ㊱「たつみ第36号」をご紹介します。

2022.5.7.

たつみ第36号表紙.png「たつみ第36号」は、昭和57(1982)年1月1日に発行されました。前年4月に舞台公演「海鳴りやまず」が開催されたことから前号では、 観劇の記事を始め関連の投稿が多く寄せられましたが、本号では特別なイベントが無いことから投稿もやや少なく、辰巳会例会も通常より参加者が少なかったようです。 

◇随筆「金子翁」森本準一(遺稿)

 台湾銀行から鈴木商店に転籍し、神戸製鋼所常務取締役、日本エヤーブレーキ社長、会長を歴任した筆者の遺した随筆「落葉集」の内、金子直吉に関する思い出が掲載された昭和24年(1949)年頃の神戸新聞記事が紹介されている。

 大蔵省高官の金子評、また筆者知人より鈴木の残した事業はことごとく異彩を放っているとの評価があった旨を記している。(詳細は、下記の関連リンクをご覧ください。)

◇"海鳴りやまず"の周辺

 昨年、昭和56(1981)年4月に好評を博した舞台公演「海鳴りやまず」の余韻が未だ残る中、鈴木商店の後継会社でもある「日商岩井」では、同公演から鈴木商店を再認識する効果が見られると新聞各紙が紹介している(詳細は、下記の関連リンクをご覧ください。)

 〇「海鳴りやまず」に学ぶ(日経産業新聞 昭和56年7月7日)

 〇「海鳴り 精神説きハッパ」(神戸新聞 昭和56年7月4日)

◇「鈴木よね(2)」荒井とみよ(近代日本の女性史)

 昭和56(1981)年、集英社より出版された「近代日本の女性史」(全12巻)のうち、第6巻は、"事業への理想と情熱"と題し、6人の女性事業家(鈴木よね(鈴木商店)、相馬黒光(新宿中村屋)、野村ミチ(サムライ商会)、九条武子(社会事業)、吉本せい(吉本興行)、山野愛子(山野愛子美容室))をそれぞれ女性作家が執筆、鈴木よねを神戸出身の荒井とみよ(松蔭高校教諭(当時)、後大谷大学教授)が紹介する。

 前号(たつみ第35号)に続き、後半部分を掲載している。(詳細は、下記の関連リンクをご覧ください。)

 

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