双日総合研究所・前田勝氏が「米価問題と鈴木商店」を中心に講演を行いました。

2017.3.9.

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maedasankouen1.png当記念館の編集協力者である双日総合研究所調査グループの前田勝氏が関西学院大学経済学部のセミナーにおいて鈴木商店の永井幸太郎による論文「米価問題と鈴木商店」を中心に講演を行いましたのでご紹介します。

今回の講演は、自身の日本経済史の講座で鈴木商店を詳しく取り上げ、講演でも鈴木商店をご紹介頂いています関西学院大学経済学部・寺本益英教授からの依頼によるものです。「米価問題と鈴木商店」は大正7(1918)年8月に神戸・東川崎町(現・神戸市中央区栄町通7丁目)の鈴木商店本店が「米の買占め」等の風評により焼き打ちに遭った後、この風評が全く根拠のないものであることをデータと事実に基づいて自ら説明し、その潔白を世に問うたものです。

maedasankouen4.jpg【前田勝氏 講演概要】

日 時 : 平成29年2月27日(月) 16:00~17:30

場 所 : 関西学院大学西宮上ヶ原キャンパス 経済学部棟 2階会議室

演 題 : 1)鈴木商店について 2)鈴木商店記念館について 

       3)「米価問題と鈴木商店」の記載内容と官公庁資料との照合(研究報告)

前半は鈴木商店の波乱に富んだ軌跡、鈴木商店記念館の成り立ち・ホームページの構成を紹介し、鈴木商店の研究・調査をサポートする事も当館の目的の一つである事を説明。後半は鈴木商店関連資料にも収録されている「米価問題と鈴木商店」(大正8年)を紹介し、記載内容と官公庁資料との照合について報告しました。当日は先生方、学部生・聴講生ら約20人が聴講され、皆様から大変好評を頂きました。

なお、当記念館のHPは寺本教授からも高い評価を頂いており、記念館として内容をより充実したものにしていきたいと思います。

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