金子直吉の著書「経済野話」シリーズ ③「米の経済的地位」を掲載します。

2016.6.11.

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シリーズ全9回(全9章)のうち、第3回をご紹介します。

第3章では、わが国において「米」が、歴史的に常に政治経済と重要な関係があり、国民生活の安定が「米」と密接な因果関係にあったと云います。日本の物価は、英米と異なり米価と銀の値段に左右されるものと説明しています。

とりわけ米が常に経済社会の中心的存在であり、米と諸物価とは因果関係があって経済社会の調節機能を果たしているとも述べています。

米価問題については、大正7(1918)年に起こった米騒動による鈴木商店焼き打ち事件後、永井幸太郎による「米価問題と鈴木商店」と題する冊子にて鈴木商店の立場の弁明および米価についての説明をしていますが、本書では経済社会における米の経済的地位を金子直吉の独特の持論で展開しています。

シリーズ③「米の経済的地位」については、下記の関連リンクをご覧ください。現代表記(抄訳)および原文(横書き表記)をご覧ください。

「米の経済的地位」

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