ムック本「時空旅人」別冊「松方コレクションのすべて」に金子直吉が取り上げられました。

2019.5.15.

81h+QaJ8kaL__AC_UL480_QL65_松方コレクションのすべて.jpg三栄書房(東京新宿)が出版する雑誌と書籍を合わせた"ムック本"「時空旅人」に、この度別冊「松方コレクションのすべて」が特別刊行されました。

国立西洋美術館開館60周年を記念して開催される「松方コレクション展」(2019.6.11~9.23)に先立ち、"数奇な運命を辿った実業家・松方幸次郎"と"松方コレクションのすべて"を誌上で紹介しています。

巻頭には越智裕二郎氏(西宮市大谷記念美術館長、元神戸市立博物館学芸員)の"まぼろしの美術館"と題する特別寄稿に加えて、馬渕明子氏(国立西洋美術館長)が語るインタビュー記事"国立西洋美術館60年の歩みと松方コレクション"で同コレクション展の見どころが解説されています。

同誌は、三部構成となっており、"第一特集"では、「絶対に見逃せない作品13選」として、クロード・モネの「睡蓮」を始めオーギュスト・ロダンの彫刻「考える人」等の名画・名作について詳細な解説を載せています。"第二特集"では、「実業家とコレクター 2つの顔を持つ男 松方幸次郎」と題し、松方の生い立ちから松方一族の系譜まで華麗なる生涯について紹介しています。"第三特集"では、「散逸した松方コレクション」と題して、松方が収集した1万点の一大コレクションがどのような経緯を経て日本に返還されたのか、また仏に接収されたまま返還されなかった名画や散逸してしまった作品にまで言及しています。

なお、特別記事として"コラム欄"を設けており、コラム1&2では、象徴主義と写実主義の画家および水彩画で新境地を拓いた画家をそれぞれ2人づつ取り上げ、またコラム3&4では、松方と交流のあった"金子直吉"と"孫文"についてそれぞれ松方との親密な交流関係を紹介しています。

"神戸から世界に雄飛した松方幸次郎と金子直吉"と題するコラム3では、松方と金子の出会い、松方のコレクション収集について金子は、「美術品は思い切り立派なものを集めてくださいよ」と理解を示した上、鈴木商店ロンドン支店の一室を提供したほか、収集資金立て替えの便宜を図ったことなどが記述されています。(藤本光城著「松方・金子物語」より引用)

港湾都市・神戸の発展を支えた松方と金子。世界を股にかけて活躍し、友情と信頼に結ばれた二人の交流が松方コレクションを加速したと云っても過言ではないでしょう。

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