鈴木商店ゆかりの北海道・道央、道北地区を取材して来ました。

2014.8.4.

P7302817.jpg鈴木商店の北海道での軌跡を検証し、本記念館の地域特集に北海道地区のページを加えるべく、当記念館編集委員がこの度、北海道・道央の札幌、小樽、道北の羽幌町を訪れて来ました。(7/28~8/1) なお、羽幌炭砿探訪には、金子直吉の弟・楠馬の女婿・金子三次郎(羽幌炭砿創業時の専務取締役)の孫の金子直三氏が同行されました。

鈴木商店は、多角化の舞台となった九州・大里に建設した「大里製粉所」に先立つ明治42(1909)年、官営札幌製粉場を起源とする「札幌製粉」を買収。現在の日本製粉小樽工場にその事業は引き継がれています。札幌製粉時代に発売した製粉ブランド「赤星」、「白星」は、今日の日本製粉小樽工場に「赤星」、「青星」としてその名を残していました。

道央の札幌から150km北に位置する道北の羽幌町には、金子直吉の熱い思いを太陽産業が実現した「羽幌炭砿」の遺跡群が残っています。最盛期の昭和43(1968)年には、年産100万トンを超える良質の石炭を産出、羽幌の人口は3万人を超えるほどの繁栄を誇っていました。

鈴木商店の北海道での足跡は、函館、根室、北見の各地にも残されています。地域特集「北海道地区」のページをご期待ください。この度の当記念館編集委員の羽幌炭砿訪問を地元メディア「羽幌タイムス」に取り上げられました。羽幌炭砿遺跡保存に尽力されている地元の皆さんの期待に沿える内容にしたいと思います。

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