鈴木商店の商況レポート「鈴木商店商報」、「鈴木商報」をご紹介します。

2016.3.21.

鈴木商報.jpgこれは鈴木商店が「洋糖引取商」から出発し、「総合商社の源流」として事業を多角化していった明治末期から、大正6(1917)年三井物産の年商を凌いで日本一の商社となり、絶頂期を迎えて確固たる地位を築いた時期に発行された冊子です。内容は砂糖、小麦粉相場を中心に、商況解説・海外通信・紀行文・論文などを含む定期レポート(毎月3回発行)で、鈴木商店の商活動を知る貴重な資料と言えます。

この商況レポートは、当初「鈴木商店商報」として発行され、後に「鈴木商報」と名を変え出されましたが、発行期間、発行部数、配布対象などは不明です。現在、第12号(明治43(1910)年1月7日発行)から第21号(同年4月7日発行)の「鈴木商店商報」、第1号(明治43(1910)年4月17日発行)から第246号(大正5(1916)年12月27日発行)までの「鈴木商報」の 総数256部が神戸大学社会科学系図書館(電子図書館)に"貴重書"として所蔵されています。

この度、同図書館にご協力を頂き電子図書館サイト(デジタルアーカイブ)と当鈴木商店記念館をリンクし、当記念館からも「鈴木商店商報」「鈴木商報」を閲覧頂けるようになりました。

神戸大学附属図書館デジタルアーカイブ「鈴木商店商報」、「鈴木商報」

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