辰巳会・会報「たつみ」シリーズ(58)「たつみ第58号」をご紹介します。

2023.11.22.

たつみ第58号表紙.png 「たつみ第58号」は、平成6(1994)年2月28日に発行されました。本号は、前年5月20日、辰巳会により執り行われた「金子直吉50年祭祀」関連記事一色となりました。

◇「全国大会報告」平成5(1993)年5月20日

 平成5年度の辰巳会全国大会は、金子直吉没後50年に当たることから神戸・長田神社において神式により「金子直吉50年祭祀」が行われ、続いて同神社内にて全国大会が開催された。会員、準会員のほか金子家親族等90余名の出席があり盛大に行われた。(詳細は、関連リンクをご覧ください。)

◇「金子直吉大人命(うしのみこと)五十年祭詞」長田神社宮司 津田信基

 平成5(1993)年5月20日、神戸・長田神社にて行われた「金子直吉50年祭祀」に際し、同神社宮司による祭詞(祝詞)が奏上された。(詳細は、下記の関連リンクをご覧ください。) 

◇「晩年の金子直吉翁と栄町時代の太陽産業の事業」横田周作

 昭和17(1942)年1月、太陽産業に入社した筆者は、鈴木商店の再興に依然として情熱を傾ける最晩年の金子直吉に初めて接した。鈴木の最盛期における金子の活躍を記した資料は多く残されているが、晩年の金子の活動が書かれた書類は殆ど見られないことから、筆者が見た晩年の金子について衰えぬ事業意欲を記している。金子が取り分け情熱を傾けたのは、「羽幌炭砿鉄道」と「大川目鉱業」であったようだ。(詳細は、下記の関連リンクをご覧ください。)  

◇「辰巳会だより」(詳細は、関連リンクをご覧ください。)

 〇本部新年例会: 平成5年1月19日 於東明閣 参加者38名

 〇東京支部春季例会: 平成5年5月12日 中伊豆・沼津バス旅行 参加者15名  

◇「辰巳会会員便り」 (詳細は、関連リンクをご覧ください。)

◇「名作を歩く ひょうごの近代文学-11- "米騒動の真実と滅びの美学 鼠ー鈴木商店焼打ち事件"  城山三郎」 神戸新聞 平成5(1993)年6月13日

 神戸新聞のコラム"名作を歩く ひょうごの近代文学"に「鼠」の著者・城山三郎が寄稿。鈴木商店の焼打ち事件を題材に鈴木の栄枯盛衰を描いたノン・フィクション小説の舞台となった神戸を再び訪れた。焼打ちの群衆が集結し、デモの起点となった湊川公園から栄町通の鈴木商店跡地に建つ"神戸地方貯金局(当時)"までのルートを辿り、「鼠」の執筆背景を振り返る。(詳細は、下記の関連リンクをご覧ください。) 

◇「"不遜な定説" この足で踏んづけた歴史のほころび 掘り出した神戸  城山三郎」(読売新聞日曜版 兵庫・神戸 平成5(1993)年11月14日)

 読売新聞兵庫・神戸日曜版コラムにも城山三郎が寄稿。鈴木商店焼打ち事件を描いた「鼠」の執筆では、多くの生き証人を訪ね、証言の信ぴょう性に欠けたことを明らかにする他、延べ300人にのぼる人々に丹念に取材し、歴史のほころびを掘り起こして書き上げた名作の裏話を披露する。(詳細は、関連リンクをご覧ください。)

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