来秋、北海道苫前郡羽幌町にて羽幌炭砿閉山50周年記念イベント「羽幌炭砿三山大集会」が開催されます。

2019.12.27.

unpantatekou.jpgかつて北海道の羽幌町には、鈴木商店の経営破綻後に金子直吉が鈴木家再興の夢を実現すべく、大正期に鈴木商店の子会社として発足した太陽曹達(後・太陽産業、現・太陽鉱工)が開発を進め、昭和15(1940)年2月に開坑した羽幌炭砿が存在していました。

羽幌炭砿は築別炭砿、羽幌本坑、上羽幌坑の三つの山からなり、昭和30年代中頃から40年代前半にかけて年間出炭量が100万トンを超えること数回を数え、「中小炭鉱の雄」と称されるほどの繁栄を誇りました。

しかし、その後のエネルギー革命の荒波には抗しきれず、昭和45(1970)年11月に閉山を余儀なくされました。

同炭鉱が閉山50周年を迎える来秋、羽幌町にて記念イベント「羽幌炭砿三山大集会」が下記の日程で開催されることになりましたのでご紹介します。

※冒頭の写真は、偉容を誇る羽幌炭砿の遺構のシンボル的存在である「運搬立坑」です。

日 時: 令和2年9月20日(日) 午後5時                         

会 場: はぼろ温泉サンセットプラザ 大ホール(北海道苫前郡羽幌町)                             

主 催: 羽幌炭砿ファンクラブ(代表 室田憲作氏)

開催内容: 講演会、交流会、炭鉱の遺構を巡るバスツアー(ツアーは、9/20(日)、21(月)の両日開催されます)

※詳細については、下記関連資料のチラシをご覧下さい。

羽幌炭砿、鈴木商店、金子直吉に関心をお持ちの方は、是非羽幌町に足をお運び下さい。

なお、4年前の平成27(2015)年9月には元炭鉱関係者、元炭鉱の住民、太陽鉱工の役員・社員、旧鈴木商店の関係者、当記念館の編集委員をはじめとする約220名が参加し、同炭鉱閉山45年記念イベント「羽幌炭砿大同窓会」が開催されました。このイベントについては下記の関連リンクをご覧下さい。

本件についてのお問い合わせは、同ファンクラブの事務局、三浦義之氏(電話. 090-9759-7766)までお願いします。

下記の関連資料、関連リンクもご覧下さい。

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