講談会「鈴木商店 百折不撓 ~知られざるその後~」が神戸で開催されました。

2025.12.2.

kyo;kudounanryu.png明治7(1874)年に神戸で創業し、わが国の明治・大正期の産業革命を牽引した鈴木商店は、大正期に当時のGNPの1割にも上る貿易年商を達成し日本一の総合商社となりましたが、昭和2(1927)年の昭和金融恐慌の最中に経営破綻します。

しかし、その関与した事業と育んだ人材は時を越えて今も多くの名だたる企業に脈々と受け継がれ、様々な分野でわが国の経済を支えています。

日本一に上り詰めた鈴木商店がその後どうなったのか、また、どのように今日の企業に繋がっていったのか、知られざる逸話を交えて上方講談師の旭堂(きょくどう)南龍(なんりゅう)さんが、鈴木商店創業の地・神戸にて分かり易くかつ熱く語りました。


【講談会概要】
■講談会名    鈴木商店 百折ひゃくせつ不撓ふとう ~知られざるその後~

■主 催     ラジオ関西

■出 演     上方講談師・真打 旭堂(きょくどう)南龍(なんりゅう)

■日時・会場   11月7日(金)~ 12月1日(月)の間、「神戸新聞 松方ホール」を皮切りに、「神戸
           新開地 喜楽館」、「WADAホール」(*)の3会場で計6回開催されました。

         (*)「WADAホール」は、地元神戸を中心に分譲マンション事業、戸建事業、賃貸事
           業等を展開する和田興産(株)が運営するホールで、鈴木商店創業の地・"栄町通
           4丁目" に位置しています。  

■支援・協賛・後援 特別支援:双日株式会社 特別協賛:太陽鉱工グループ5社 協賛・協力:鈴木商店関係企業
           28社 特別後援:辰巳会 鈴木商店記念館  後援:神戸市、神戸新聞社、神戸大学

この度の講談会の主催はラジオ関西ですが、企画立案等は「特別支援企業」の双日株式会社が担当されました。
なお、当記念館も「特別後援」として支援してまいりました。

matukatahorutowadahoru.pngなお、通常であれば米騒動の最中の大正7(1918)年8月12日に起った「鈴木商店本店焼打ち事件」により鈴木商店本店が灰燼に帰したところ辺りでお開きになるところですが、この度の講談会では特別に数多の人間模様を中心に鈴木商店のその後の歩みを披露する、というユニークな展開が待ち受けていました。

6公演はいずれも満席という盛況ぶりで、迫力に満ちた講談会は大好評裡に終了しました。(上の写真左は会場の「神戸新聞 松方ホール」、右は和田興産(株)が作成し同じく会場の「WADAホール」の建物の前面に掲げられた①鈴木商店の商標「カネ辰」と②鈴木よねの名前の"米"を(かたど)った星形のマーク「よね星」をデザインした2本の旗です)

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