日油・久保田四郎

東京帝国大学工学部応用化学科卒で油脂加工の研究を志す。明治45(1912)年、鈴木商店に入社すると金子直吉の命を受け硬化油の研究を開始。大正3(1914)年、久保田四郎らは神戸市・脇浜の神戸製鋼所内に硬化油パイロットプラントを建設し硬化油工業化の道筋をつけた。久保田はその後鈴木商店製油所兵庫工場長、スタンダード油脂取締役、合同油脂グリセリン常務取締役、(第一次)日本油脂常務取締役・専務取締役・副社長、(第二次)日本油脂顧問等の要職を歴任。日本油脂に至るまでの一連の紆余曲折の統合・合併に際し経営陣としての手腕を発揮するとともに、油脂事業の研究者としても数々の論文を残している。

関連リンク

サイトマップ

TOP