三菱財閥が恐れた鈴木商店

鈴木商店の調査を依頼

鈴木商店が日本一の総合商社となった大正6(1917)年。三菱は鈴木商店の躍進を恐れてか、帝国興信所(後の帝国データバンク)に調査を依頼し、同興信所は200ページの報告書を作成している。このことは帝国データバンク資料館の館内誌MUSE(2009年2月発行)にて紹介されている。

「帝国興信所時代に調査した「合名会社鈴木商店」調査報告書のデジタル複写を新たに入手した。鈴木商店は1874(明治7)年に個人商店として神戸で創業し、半世紀あまりで世界的な商社に急成長した大企業である。1927(昭和2)年の金融恐慌により破綻したが、一時は神戸製鉄所(原文、正しくは神戸製鋼所)を系列に持ち、双日のルーツのひとつとして現在でも知られている。今回入手した資料は、1917(大正6)年12月に三菱(資)査業部に報告したもので、鈴木商店系列企業を調査した約200ページの大部。原本は東京大学経済学部図書館に所蔵されている。」

写真の拡大版は写真館よりご覧ください。

http://www.suzukishoten-museum.com/photo_archive/post-740.php

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