大日本セルロイド

鈴木商店ゆかりの網干工場と共にダイセルの主力工場

設立    大正8(1919)年
所在地   (本社)堺市七道字松西30番地(現・堺市堺区七道西町)    (工場)兵庫県・網干、堺市

鈴木商店、岩井商店、三菱3社により運営されていた日本セルロイド人造絹糸は、大正8(1919)年、セルロイド会社7社(堺セルロイド、大阪繊維工業、東京セルロイド、三国セルロイド、能登屋セルロイド、東洋セルロイド、十河セルロイド)と共同出資により大日本セルロイドを設立した。

大日本セルロイドの三大株主は三井、岩井、鈴木が占めたが、鈴木破綻後は三井系ながら岩井系グループ企業(最勝会)としての繋がりも維持され、現在のダイセルに発展した。

なお、平成19(2007)年8月、本社所在地が新設する阪神高速大和川線にかかるため堺工場の閉鎖が決まり、本社登記を堺市から大阪梅田に移した。堺工場跡地はショッピングセンター「イオンモール」として生まれ変わり、赤レンガ建物「赤レンガ館」は、イタリアンレストランとして活用保存されることになった。

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