①マガディソーダ

アフリカ最大のソーダ灰の生産企業 

 マガディソーダは 1911 年に設立し、2005 年末まで英国の Brunner Mond Plc.社(後のICI社)が株主であったが、その後、現在の Tata Chemicals Company の経営となっている。2005年12月、タタ・ケミカルズはブルナー・モンドの株式を100%取得し、ブルナー・モンドとマガディ・ソーダをタタ・フォールドに買収した。

 マガディソーダは隣接するマガディ湖からソーダ灰を採掘している。なお、ソーダ灰は洗剤、ガラス、その他の化学物資の製造原料である。同社は首都ナイロビから南西 120km に位置し、強アルカリの塩湖周辺に工場を持つが、周囲に主要な企業は全くない。 

 鈴木商店は、第一次世界大戦時、マガディソーダ社(本社ロンドン)とソーダ灰の一手販売権契約(供給契約)を結び、日本国内向け販売の受け皿として大正8(1919 )年、太陽曹達(後に太陽産業を経て現・太陽鉱工)を設立。第一次世界大戦当時、ソーダ灰の輸入途絶の危機を回避した。

関連資料

  • マガディソーダ社ソーダ工場
  • 大正時代のマガディソーダ(1)
  • 大正時代のマガディソーダ(2)

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