二坑本斜坑口

鉱員が切羽(採炭現場)を目指して入坑する入口  

終戦後、会社は政府の新炭鉱開発推進の要請に応えるべく、上羽幌坑と羽幌本坑の開発に着手。上羽幌坑は羽幌本坑開坑の一年前、昭和22(1947)年8月に開坑したが、昭和24(1949)年に羽幌本坑と合併して以降、両坑一体となって先行する築別炭砿に追いつくことを目標に徹底した合理化と技術革新を推進していった。当時、上羽幌坑は「二坑」とも呼ばれていた。

二坑本斜坑口は、文字通り地下に向かって傾斜している「斜坑」と呼ばれる坑道の入口である。坑道の種類としては、他に地下の炭層に向けてほぼ垂直に入って行く「立坑」(羽幌本坑の運搬立坑が典型的な立坑である)と、ほぼ水平に入って行く「横坑」がある。「斜坑」の坑口は必然的に地面から斜めに突き出た形になる。

二坑本斜坑口は、索道貯炭場や坑口浴場の南側に位置しているが、現在は坑口全体が木々に覆われている。            

  • 二坑本斜坑口跡(平成25年頃)
  • 二坑本斜坑口[坑口上部に「羽幌二坑」の標示板が掲げられている](当時)

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