築別炭砿の本斜坑口

鉱員が切羽(採炭現場)を目指して入坑する入口

築別炭砿は昭15(1940)年2月、他の二山(羽幌本坑と上羽幌坑)に先行して開坑した羽幌炭砿の主力坑である。

築別炭砿の本斜坑口は、文字通り地下に向かって傾斜している「斜坑」と呼ばれる坑道の入口である。地下の炭層に向けてほぼ垂直に入って行く「立坑」と、ほぼ水平に入って行く「横坑」に対応する。「斜坑」の坑口は必然的に地面から斜めに突き出た形になる。 

昭和28(1953)年11月、主要運搬坑道、出炭用の一大幹線とも言える「大竪入」(おおたていれ)の完成と同時に本坑口までの1,543mが貫通した。

本斜坑口上部に掲げられた「築別本坑」名の標示板(当時、炭砿では「扁額」と呼ばれていた。)は取り外されて、羽幌町郷土資料館に展示されている。

本斜坑口は辰巳橋の南東、坑口浴場の少し南側に位置しているが、現在は坑口付近全体が木々に覆われつつある。


  • 築別炭砿の本斜坑口跡(平成25年頃)
  • 羽幌町郷土資料館に展示されている「築別本坑」名の標示板(平成26年7月31日)
  • 築別炭砿の本斜坑口(当時)

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