⑭第三橋梁

100年以上前に製造されたレールが橋を支え続ける

築別駅を出発した羽幌炭砿鉄道の列車が、3番目に渡る橋である。

第三橋梁は橋桁に加えて橋脚にも不自然さが目立つ。まず橋桁であるが、異なる二つの橋桁が連結されており、右側の橋桁の方が左側に比べて縦幅が長い。さらに、右側の橋桁の色が赤系なのに対し、左側は白系である。

次に橋脚であるが、径間(各橋脚の間隔)が不揃いである。戦時下における建設資材の調達難を、今に伝える橋梁の姿である。

さらに、この第三橋梁についてはその橋台(橋を支える構築物)の部分が線路のレールによって補強されている様子を目にすることができる。そのレールの刻印を確認すると、明治40(1907)年製と大正2(1913)年製であることが分かる。

なお、このレールには「S」の文字が入った社章が刻まれており、その形状から八幡製鉄(現・新日鉄住金)で製造されたものであることを印している。(「S」は「SEITETU」の頭文字である。) 

一見すると単純な構造ではあるが、今から100年以上前に製造されたレールがこの橋を支え続けて来たことを思うと感慨深いものがある。

  • 勤倹橋から望む第三橋梁(平成26年7月)
  • 第三橋梁(平成26年7月)
  • 第三橋梁[レールによる橋台の補強部分](平成26年7月)

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