鈴木よねの日記「日用ひかえ」シリーズ④「大阪造幣局でのさくらビール宴会」をご紹介します。
2025.9.10.
桜の通り抜けで有名な大阪造幣局は、明治16(1883)年に桜の開花時期に一般開放が行われ、今日まで続いており今や観光スポットとして15万人を超える国内外の観光客が訪れている。 (写真は、明治末期の造幣局の観桜客)
大正2(1913)年、鈴木商店が九州初のビール工場として大里(門司)に建設した帝国麦酒が竣工、"サクラビール"を発売した。
"日用ひかえ"の大正3(1914)年4月6日付けには、大阪造幣局で開かれた帝国麦酒・サクラビールの"ビールまつり"にお家さんほか鈴木商店関係者11名と共に訪れたことが記されている。以下の書下し文をご覧ください。
「六日 大阪造幣局にて帝国・サクラビールの宴会が有り是に行く 人名ヒサ、トミ、トシ、千代子、政江、せい、直七、石祢(いわね)、ぬい、丑松、日野、11人連れにて行く」(原文は、下記の関連資料をご覧ください。)
*トミ 鈴木よね長男・二代目岩治郎夫人 *千代子 鈴木よね孫、二代目岩治郎長女 *政江 鈴木よね孫、二代目岩治郎次女 *日野 日野誠義、会計主任