「オトナの日本史講座」に鈴木商店記念館より画像を提供しました。

2021.8.2.

9784396617615_1_4.jpg  歴史研究家でNHK総合TV「歴史探偵」の特別顧問を務める河合敦氏が祥伝社より新著「オトナの日本史講座」を刊行されました。

 "絵画"と"写真"で掘り起こすと歴史教科書からは知ることのできない真実が見えてくると説く。日本史を学び直し、歴史の本当の面白さを伝えたいと云う。

 本書は、3部構成より成り、第1章は「日本史を変えた決定的な"一枚"」、第2章は「教科書に載る"一枚"の意外な真実」、第3章は「知られざる"一枚"が物語る日本史の真相」と続く。

「裏に印刷のない二百円紙幣」の写真から始まる第1章中盤では、昭和金融危機前後の歴史を振り返る。「再燃する取り付け騒ぎと政争の具にされた金融恐慌」と題する項では、鈴木商店に対する過剰な融資により経営危機に陥った台湾銀行救済のための緊急勅令措置が、枢密院と時の若槻内閣との政争の影響から不調に終わり、金融恐慌を収拾できなくなったと解説する。

 当記念館所蔵の"最盛期の鈴木商店本店"および"創業当時の台湾銀行"の画像を上記項目にまた第2章の「成金栄華時代」には、金子直吉の画像を提供しました。

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