ダイヤモンドクォータリー誌に金子直吉が登場しました。

2020.1.12.

20200102_142955ダイヤモンドクォータリー2019冬号.jpg経済やビジネス関係の書籍、雑誌を出版するダイヤモンド社の季刊誌「ダイヤモンドクォータリー」は、2016年10月創刊のマネジメント雑誌。「21世紀にふさわしい日本的経営を"再発明"する」をコンセプトに企業経営者、アカデミズム、コンサルティングファームなど各界の専門家へのインタビューや提言を掲載し、経営者のための新しい"知的プラットフォーム"を目指すとしています。

2019年冬号は、"未来に選ばれる会社"の特集号として経済学者によるこれからの経済のあり方、企業の目指すべき方向の提言や上場企業経営者による経営戦略の中枢に置くべき課題としてESG(環境・社会・ガバナンス)を挙げています。さらにビジネスリーダーの必修科目としてSDGs(持続可能な開発目標)があり、世界を変える企業に問われるのが「サステナビリティ経営」と説いています。

この冬号の表紙を飾るのは、鈴木商店の大番頭・金子直吉で、金子の人使いの要諦が添えられています。「各人の長所を捉(えら)んで、これを適所に配し、これをしてほとばしり出ずる各自の勢いに任せ、自然に奮戦力闘せしむる。これが人使いの要諦だ。」 これを受けた巻頭は、カバーストーリーとして東京大学名誉教授・武田晴人氏による金子直吉の解説が掲載されています。

「日本産業界のナポレオン」と呼ばれた天才事業家として金子を紹介し、鈴木商店の一時代を築いた立役者としてその功績を振り返り、鈴木の破綻について、台湾銀行は、鈴木の再建が十分可能だったにもかかわらず融資を打ち切り、止めを刺したと断定しています。武田氏は2017年、横浜正金銀行が残した膨大な資料から鈴木商店の破綻の真相を究明した「鈴木商店の経営破綻 ~横浜正金銀行から見た一側面~」と題する著書を刊行されています。

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