「豊年製油(現・J-オイルミルズ)設立の歴史①」を掲載しました。

2017.1.19.

本日から、大正初期にわが国油脂事業において先駆的な役割を果たし、現在はJ-オイルミルズとして、油糧(ミール)、健康食品、スターチ、飼料、大豆機能性素材(ファイン)、化成品といった事業を幅広く展開している豊年製油設立の歴史を3回シリーズで紹介してまいります。

hounen_01_01_dairen%20kojo[1].jpg大正初期におけるわが国の製油業はナタネ油が中心であり、大豆油が営利事業として成功した ことはありませんでしたが、当時鈴木商店は北海道、朝鮮から取り寄せた魚油を直営の魚油精製所にて精製して欧州等へ輸出していたことから、金子直吉は大豆油にも注目し、大豆搾油の研究をさせていました。

金子は大豆の一大産地である大連に人を派遣したところ、南満州鉄道(満鉄)が大連市でそれまでの「圧搾法」に代わる、より残留油分が少なく蛋白質を多く含む大豆油粕の生産が可能な「ベンジン抽出法」により大豆搾油の商業化を試みていることが判明します。

写真は、鈴木商店が満鉄から引き継いだ大正5年頃の大連工場です。

詳細は下記関連リンクをご覧下さい。

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