辰巳会・会報「たつみ」シリーズ(63)「たつみ第63号」をご紹介します。

2024.4.18.

たつみ第63号表紙.png「 たつみ第63号」は、平成12(2000)年1月15日に発行されました。

◇「大会講演記録」辻本 嘉明

 平成11(1999)年度の辰巳会全国大会は、5月26日神戸国際会館内の中国料理「維新號」にて開催されたが、同大会に特別ゲストとして招かれた作家・辻本嘉明氏による、鈴木商店にまつわる講演が行われた。

 神戸出身で、自身の身内が神戸製鋼所や日商に籍を置いたことから心情的に鈴木商店に格別な親近感を抱くという氏には、経済小説、推理サスペンスに多数の著作がある。出光佐三を描いた「馘首はならぬ」、「神戸を翔ける川崎正蔵と松方幸次郎」の他、金子直吉の半生を描いた「行け!まっしぐらじゃー評伝・金子直吉」は、格別好評を博している。

 講演では、同小説の内容に沿って鈴木商店の果たした功績を強調、三井、三菱の財閥がいずれも時の政府の異常なまでの庇護、優遇を受けて経営基盤を固めたのに対し、鈴木商店の場合は、全て自力で成し遂げたところに価値があると評価する。(詳細は、下記の関連リンクをご覧ください。) 

◇「金子直吉」山本 勲(編集委員)

 「たつみ誌」編集委員の筆者が改めて金子直吉の人となり、鈴木商店を日本一の商社・企業集団に育て上げた功績、日本経済躍進の原動力となったあまたの企業を残したこと等を振り返る。(詳細は、下記の関連リンクをご覧ください。)

◇「不思議なご縁」今村三郎

 大正9(1920)年、神戸高商出身で鈴木商店・鉄材部に入社、鈴木破綻後、タタ製鉄の銑鉄販売権を死守した一人今村頼吉の子息の筆者は、鈴木商店の商事部門の後継会社・日商の誕生と同じ昭和3(1928)年生れ。幼少時から鈴木商店関係者との不思議な縁を感じて来たと。後年、鈴木商店ゆかりの日新火災海上保険に勤務してからも度々、鈴木商店との縁を感じることを経験してきた。(詳細は、下記の関連リンクをご覧ください。)

◇「辰巳会だより」(詳細は、関連リンクをご覧ください。)

 〇全国大会  平成11年5月26日  於神戸国際会館内「維新號」 参加者28名

 〇本部新年例会  平成11年1月19日 於神戸「第一樓」 参加者22名

 〇本部秋季例会  平成11年11月20日 於有馬グランドホテル 参加者27名

 〇東京支部新年例会  平成11年1月21日  於築地スエヒロ  参加者16名

 〇東京支部春季例会  平成11年6月3日   於房総バス旅行  参加者11名

 〇東京支部秋季例会  平成11年10月28日  於富士山麓バス旅行 参加者8名 

◇「辰巳会会員便り」 (詳細は、関連リンクをご覧ください。)

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