羽幌本坑貯炭場(ホッパー)の精炭ポケット 下部(平成26年7月)

貯炭場(ホッパー)は貨車に石炭を積み込み、出荷する施設である。羽幌本坑の選炭工場・貯炭場(ホッパー)は運搬立坑と同様、羽幌鉱業所(羽幌本坑と上羽幌坑を管轄)を中心とする昭35(1960)年からの合理化5カ年計画の一環として3億7,000万円を投じ着工。昭和37(1962)年の夏に完成。いずれも当時の最先端技術を結集した施設であった。原炭ポケット(採掘された石炭を選炭されるまで保管しておく施設)の容量は1,200㌧。全水洗方式として毎時200㌧の処理能力があり、貯炭場(ホッパー)の精炭ポケット(選炭された石炭を保管しておく施設)は1,600㌧(昭和40年に3,000㌧に増強)の容量を持ち、名羽線開通後すぐ使用できるようポケットの下には貨車積みの設備を備えていた。(写真は連続する漏斗型の精炭ポケットを下から仰ぎ見たところである。足下にはわずかに鉄路の枕木が残っている。)

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