金子三次郎

羽幌炭砿創業時の専務取締役。創業前には、鉄道敷設の認可申請等開発の諸手続や鉄道建設資材の調達などに奔走し、実現はしなかったものの、当時、太陽産業の直営会社であった防石鉄道の「三田尻―堀」間17km余の軌条を羽幌炭砿に移設すべく、時の鉄道省と交渉を重ねたことなどで知られている。金子三次郎は金子直吉の信頼も厚く、その手となり、足となって鈴木商店の系列会社の創設などに従事していた模様である。なお、築別炭砿の金子町の名称は金子三次郎の名字に由来するという説と鈴木商店の大番頭、金子直吉の名字に由来するという説があるが、いずれにしても金子の名字に由来することに変わりはない。

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